YAHIRO LAB

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【レインウェア制作経緯及び機能について】

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研究・教育機関に足場を置くヤヒロラボでは、災害避難時の課題とニーズを勉強している際、「豪雨災害での避難時に必要だと痛感したグッズは何であったか」と、実際に避難した経験のある人たちに聞き取り調査をしました。このテーマは、トーキョー・タナカ氏からいただいた宿題でした。

その調査結果の中で、私たちは特に以下のことに注目しました。

 

・傘は持っていても、レインウェアを持っていない人は意外と多い

・大雨の中の避難時、傘が全く役に立たず、ビショビショに濡れて辛い思いをした人が多い

　（避難所で濡れた服がなかなか乾かなかったり、普通の服だと洗濯できない時に困ったことなども含めて）

・レインウェアを持っていない理由：「雨の日に重いウェアを着るのがおっくう」「すぐに蒸れて気持ちが悪くなる」「子どもが通学時に着るカッパのイメージがあるので嫌（ダサい）」「日頃、傘で十分だと思っている」「着脱が面倒くさい」など

 

そこで、 「性別や年齢に関係なく、誰でも違和感なく、普段着としても快適に着られる」「動きやすい」「携帯しやすい」「避難時や災害支援活動時に汚れても気にならない」「着脱しやすい」「乾きやすい」「夜に１枚羽織るのにちょうどよいウェア」というコンセプトを掲げ、その制作を #サポウィズと共に進めました。

そして、KiUが高い技術を駆使して、その構想をさらに深めてくださり、今回のレインウェアのプロジェクトが大きく動いていきました。

以上の「耐久性、防水性、通気性、携帯性、利便性」に重点を置き、今回のウェアには、主に以下のような工夫を施しました。 

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・避難時の移動、災害支援活動に適したアノラックジャケットをベースとした

・蒸れを防ぐために背中のベンチレーションを必須とした

・災害時や支援活動時に目立つ明るい色を基調とし、さらに、背中のベンチレーションをオレンジとした（オレンジは災害時に目立つ色として採用）

・軽量かつ生地強度に優れたリップストップナイロン生地を使用し、着ていても、携帯していても苦にならないようにした（収納袋付き）

・軽量化を目指しながらも、大雨でも耐えられる10000mmH2Oという耐水圧の生地とした

・収納に便利な大きなポケットを採用し、さらに止水ファスナーを施した

・避難時や災害支援活動時に着脱しやすいよう、首元にはスナップボタンを採用

・ＭサイズとＬサイズ（ⅬサイズはKiU製品のフリーサイズ相当）の２種類とし、より体にフィットするウェアを目指した

・右胸と左袖に#サポウィズ×YAHIRO LABのロゴ、背中にはメッセージを入れた（SINCERITY, COMPASSIONとは、至誠惻怛（しせいそくだつ）、すなわち、人への思いやりを誠実に真摯に実践することを意味します）

​・腰の部分にレインウェアのクオリティーを保証するKiUのタグ

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