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駄菓子屋プロジェクトについて

1995年の阪神淡路大震災では多くの子どもたちが亡くなりました。ボランティア元年と呼ばれる1995年、当団体代表の八尋(当時静岡県立高校教諭)は何も行動できずに自責の念にかられていました。翌96年、子どもを預かる仕事に就いている自分としては、亡くなった子どもたちを弔うことから始めたいと思い、震災の犠牲となった児童の墓前にお菓子を届ける活動に取り組みました。その後、震災遺児・孤児も対象とし、98年からは「亡くなってしまった子どもたちも、未来を担う子どもたちも、みんな笑顔でいてほしい」と願い、以降、毎年、駄菓子屋模擬店を運営しています。

現在は主に大学祭(新見公立大学 鳴滝祭)の2日間を中心に、新見市の子どもたちの遊び場として運営する他、新見市内各地の夏祭り、公民館での出張開催をしています。

全国的に駄菓子屋は衰退傾向にあります。しかし、駄菓子屋は子どもたちにとっては、学校では学べない社会のルール、マナーを勉強する場でもあります。また、実際に岡山市で長く駄菓子屋を経営されている坪井商店さんからは、「子どもたちの買い物デビューの場であること、買い物のルールを覚える場であることも大切にすべき」と教えていただきました。そのような場を、年に数回ですが新見市内に作り上げ、非日常的な遊戯的空間、教育的空間を子どもたちやその家族に提供したいと願い、これまで継続し、規模を少しずつ発展させてきました。

そして、実際には運営に携わる学生たちの学びの場でもあります。新見市は都会ではありません。ともすると、大学生活のほとんどを学校とアパートの往復だけで終わってしまう学生も少なくありません。地域の宝、日本の宝を育てていくお手伝いを、ほんの少しだけでもさせていただいていることは、学生たちの将来の財産に確実になっていきます。

また、東日本大震災の被災地(復興地)でも開催し、例えば、2014年9月には、岩手県宮古市のクラブカウンターアクション宮古さんという「ライブハウス」で「駄菓子屋」を開かせていただくという新しい取り組みもおこないました。これからは、様々な機関や商業施設などは、年齢や趣味趣向を問わず広く開かれていくべきであるというのが、ヤヒロラボの地方創生における観点のひとつです。ライブハウスも子どもから高齢者まで広く愛される場所であってほしいと願いますし、実際、クラブカウンターアクション宮古さんの場合は、最も多い公演はロックが中心ではあるものの、様々な音楽イベントを受け入れる理想的なハコです。

​また、2016年8月には、宮城県石巻市のブルーレジスタンスというライブハウスで開催された「ドラム大作戦」において、「駄菓子屋大作戦」を展開させていただきました。

また、​続く2016年8月13日には、熊本地震で大きな被害を受けた地区の子どもと子ども会への支援としても展開させていただきました。

高橋宏貴さん(ELLEGARDEN、THE PREDATORS、PAM)も真備町復興支援の駄菓子屋では店員を買って出てくださいました!

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​球舞(キューブ)のShirai-chanさんとU-taroさんも川根の夏フェスでの出店ではお手伝いしてくださったり、二人目のジャイアンのYocoさん、片田さん、Fukuoさんたちも盛り上げてくださいました。

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​今後も、音楽フェスやお祭りを中心に出店してまいります。お近くにお寄りの際は、ぜひお越しください!

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